震災以降、ヒカリが失われた気仙沼

美しい気仙沼港は私たちの誇りであり、とても美しい港でした。

ところが、東日本大震災の巨大津波により市内の大半が壊滅。タンクから漏れた重油に火がつき、市内鹿折地区、南気仙沼地区は大規模な火災により炎上。甚大な被害に見舞われました。美しい海と豊かな緑の山々が織り成す素敵な気仙沼湾。市民が愛したその風景は東日本大震災によってヒカリを失いました。そして、今でも進まぬ復旧・復興。この現状では未来への希望のヒカリを見出すことが困難な市民も少なくありません。

そんな状況の気仙沼に、イルミネーションの暖かいヒカリを灯したい。そして市民の皆さんが笑顔になる場所を提供したいという想いを胸に、地元有志による「気仙沼クリスマスイルミネーションプロジェクト実行委員会」を発足しました。


2020年度も今年もヒカリを灯します!

実行委員長 宮井和夫

本年の「ONE-LINE2020」の開催の可否についてでありますが、コロナ禍の中でもあり、我々としてもどうするべきか議論を重ねて参りました。

結論として・・・今年もヒカリを灯します♪

この様な状況だからこそ明日への希望の温かいヒカリを灯すべきだと結論付けました。ここまで発表が遅れたのは、点灯式の在り方についてです。

コロナ禍ではありますが、子供たちを始め、多くの方々から期待されていたことも踏まえ、最後まで可能性を探って参りましたが、結論としては、今年は「延期」と致します。

やはり万が一に備えることが肝要でありますし、何よりも全ての人たちから求められる形での開催が一番正しいあり方だと考えました。

ただ、点灯式の代替案となる様な何かしらの動きが出来ないかは最後まで探っていきたいと考えています。

本年は本来我々が一番大切に考えていた「まち中をピカピカに!!」というコンセプトを基に活動して参ります。気仙沼市内の各事業所、商店会、災害公営住宅などに協力を求め、一箇所でも多くヒカリが灯ることを目指します。

電球に関しては、当方から無料で貸与致しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

また、各ご家庭でも窓枠一箇所でも構いませんので、装飾をご協力頂ければ幸いです。たった一つの小さいヒカリも皆様で協力して繋いでいけば、それは本当に素晴らしい一つの結晶となり、皆様を繋ぐ「絆」になると確信しております。

私個人もこのコロナ禍によって正に八方塞がりな状況にあり、正直いつもの沸き起こる様な情熱を発散することが困難な状況にございますが、それでも何とか我がまち気仙沼が幸せになれる様な一助にしたいと切に願っております。

コロナウイルスによって、人と人との距離がどうしても離れてしまう状況にありますが、それを逆手にとって今こそ心一つにし、各ご家庭から発信し、ヒカリの絆を紡いで参りましょう。

本年ヒカリの絆を灯すことが出来た暁には、来年10周年を迎える0NE-LINE2021で盛大にお祝い出来ることを心の底から願っております!!

皆様の絶大なるご協力を心よりお願い申し上げ、私からの挨拶に代えさせて頂きます。

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ONE-LINE実行委員会
実行委員長 宮井 和夫

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出る杭を打つのでなく、気仙沼の皆が一緒になって一つの目標に向かって

実行委員長 宮井和夫

「震災で真っ暗になったまちに希望の光を灯したい」「震災で傷付いたこども達へ笑顔の花束を贈りたい」「被災地でも出来ることを証明したい」そんな熱き想いを抱きながら始めたONE-LINE〜気仙沼イルミネーション〜も今年で7回目の開催となります。

これも偏に皆様方のご支援、ご協力があったからこそと重ね重ね感謝を申し上げます。

また、今回ご協賛のお願い文章を送付させて頂いた中で面識の無い方々にもお声掛けしたことによって大変不快な思いをさせてしまいましたことに心よりお詫びを申し上げます。ただただ必死に取り組ませて頂いたことでありますので、ご容赦頂ければ幸いです。

これまで我々は震災前の気仙沼では考えられなかった規模の催事や斬新なチャレンジを目標に活動して参りました。気仙沼の顔と呼ばれる内湾地区の湾形を象ったイルミネーションや田中前大通りの街路樹を生かしたイルミネーションを始め、May J.を始めとするアーティストを迎えての音楽ライブ、KENTO MORIのダンス教室、中西圭三による気仙沼女子校の閉校式ライブ、そして冬の夜空を彩る冬花火大会など自分達で考え得るアイデアを最大限具現化して来た次第です。

これは震災によって頂戴した素晴らしいご縁を一つ一つ大事に繋ぎ止め、紡いで来た結果であります。本当に素晴らしい数多くの出会いに恵まれたことを心から感謝しております。お陰様で地域の皆様にも大変喜んで頂くことが出来ましたし、少しは観光産業に貢献出来たのではないかと考えております。

一方、毎年のことではありますが、運営資金の確保には大変苦労しております。これまでは我々有志で持ち出しをしながら開催に漕ぎ着けて参りましたが、年々資金の確保が難しくなっているというのが現実です。

それでも我々はようやく冬の風物詩として定着して来た本イベントを何とか継続したいと考え、本年の開催を決断致しました。

世間では金持ちの道楽などと揶揄されることもございますが、我々は純粋にまちの未来を明るいものにしたい。そして、100年後のこども達へ今を生きる我々の「誇」を届けたい一心であります。

気仙沼市は、これから大変困難な時を迎えることは間違いありません。人口減少、高齢化、産業の衰退、挙げればキリがない程の難題が待ち受けています。しかしながら、それを傍観し、不平不満を叫び、ただ手を拱いているのではなく、覚悟を持って立ち向かい、必死に抗っていくことが大事だと考えます。

我々は、その内の一手が未来へ希望の光を灯すONE-LINEだと確信しております。

まちの動向に関してあれこれ批評する評論家になることは簡単なことでありますが、自分の足で一歩前に踏み出して行動に移すことは大変な労苦を伴います。私はあえて言わせて頂きたい。

「この様な困難な時期になろうとしている今こそ一人ひとりが立ち上がり、行動に移すべきだと!! 」

他人の足を引っ張ったり、出る杭を打つのでなく、皆が一緒になって一つの目標に向かっていこうではありませんか。

我々は本年も未来への希望の光を灯します。どうか皆様方に於かれましては、絶大なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。もし、一緒に手伝ってみたい!!と思う方がいらっしゃいましたら、0226−22−6000までご一報下さい。

それでは皆様方と12月8日(土)に内湾でお会い出来ることを心より楽しみにしております。

共に

ONE-LINE実行委員会
実行委員長 宮井 和夫

実行委員会

One-Line実行委員会の紹介


寄付金、協賛に関するご案内

気仙沼の海と湾岸を美しいヒカリで彩るお手伝いをしていただけませんか?

皆様からのご支援は、気仙沼湾を飾るヒカリ(LEDライト)となります。そのヒカリは子供たちの笑顔を照らす希望の光になるものと信じております。そして彼らと創りあげていきたいのです。海と共に光輝く、未来の故郷を。我がまち気仙沼は、まだまだ復興への第一歩を踏み出したに過ぎません。これから長く、険しい道のりが待っていることは間違いありません。しかしながら、それをただ傍観しているのではなく、一人ひとりが心の復興を果たし、前に進んでいかなければ何も始まりません。様々な困難を乗り越えた先に明るい未来が待っていると固く信じています。どうかご協力お願いします!


May J.さんとONE-LINE

ONE-LINE気仙沼クリスマスイルミネーションの点灯式にてMay J.チャリティーライブの開催決定
May J.

震災以来、継続的な支援をしてくれている May J.さん。

当イベントのテーマ曲、ONELINE気仙沼クリスマスイルミネーション公式テーマソング「未来へ」を2013年の点灯式にて披露してくださいました。この曲を作るにあたり、幾度も歌詞を書き直し、その思いを詰め込んだ一曲です。

2014年、大ヒットでお忙しいMay J.さん。

点灯式の会場には、市内のみならず全国から約5,000人の方々が寒空の下、足を運んでくださいました。

2011年、3月11日にヒカリを失った気仙沼に東京の表参道欅会さんからお借りした数十万球のイルミネーションをはじめ、子どもたちの笑顔がキラキラと光っておりました。

2021年には、あの歌声を通してたくさんの笑顔がつくれますよう実行委員一同、願っております。

ONE-LINE2014 点灯式の様子
  • ONE-LINE2014 | 点灯式の様子
  • ONE-LINE2014 | 点灯式の様子
  • ONE-LINE2014 | 点灯式の様子
  • ONE-LINE2014 | 点灯式の様子
  • ONE-LINE2014 | 点灯式の様子
  • ONE-LINE2014 | 点灯式の様子
  • ONE-LINE2014 | 点灯式の様子
  • ONE-LINE2014 | 点灯式の様子

ONE-LINE 2013

May J.さんのチャリティライブ、海上花火から始まった点灯式

2013年12月6日、我々の溢れるほどの想いを詰め込んだ『ONE-LINE〜気仙沼クリスマスイルミネーションプロジェクト〜』が始まりの時を告げました。厳しい寒さにも関わらず、点灯式には1000人を超える方々が来場され、未来への希望を照らす温かいヒカリを共に灯すことが出来ました。

May J.さんのスペシャルライブでは、ONE-LINEの公式イメージソング『未来へ』が初披露され、我々の心に癒しと未来への希望を与えて下さいました。厳しい寒さの中にも関わらず、6曲も熱唱して下さったMay J.さん。会場は熱気に包まれ、観客の皆様も寒さを忘れて盛り上がっておりました。彼女が2011年の発災直後からこれまでずっと寄り添って下さっていたことを改めて実感することが出来ました。これからも全力で応援して参ります。本当にありがとうございました。

このライブ中には、秋田県大曲市にあります株式会社和火屋さまのご協賛による花火も打ち上げられ、冬の夜空に大輪の花を咲かして頂きました。本当に素晴らしい花火で、内湾地区の近隣の方々からも絶賛の嵐でありました。無謀なお願いに対しても二つ返事で応えて下さった久米川さん。本当にありがとうございました。大島汽船さま、大島建設さまに多大なる感謝申し上げます。


インフォメーション

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