いよいよ我々の新たな挑戦が始まります!


2012年12月16日、全国の皆様から多大なるお力をお借りし、我々は『気仙沼クリスマスイルミネーションプロジェクト』を開催することが出来ました。周囲からは無理だ、無謀だと言われながらも、こども達の笑顔の花を咲かせたい、本物のサンタクロースになりたい、この街を何とかしたい、その一心でただひたすら必死に取り組ませて頂きました。結果として、あの様な夢の空間を生み出せましたことに改めまして感謝を申し上げます。

我々が愛して止まないふるさと気仙沼。
あの日、我々は東日本大震災によって失われた光を再び灯すことが出来ました。
母なる海、気仙沼湾の湾形を彩り、湾を囲む建物に色とりどりの光を灯しました。
水面に写し出された光は、本当に温かく、我々の心を癒し、幻想的な世界へと誘ってくれました。それは我々が海を愛し、共に生きてきたことを実感する機会でもありました。気付けばイルミネーションを見るこども達の満面の笑顔が大人達へと伝わり、笑顔の花が咲き乱れておりました。本当にやってよかった。万感の想いに胸が熱くなりました。

次はどうしよう。いつも頭の片隅にあったフレーズです。
当初は来年出来るのか?という想いだったのが、いつの間にか次はあれをこうして、ああしてと言った想いへと変わっていきました。
そして、今我々は非常にワクワクした想いでいます。まさに新たな船出に胸躍る気分でいます。

我がまち気仙沼は、まだまだ復興への第一歩を踏み出したに過ぎません。これから長く、険しい道のりが待っていることは間違いありません。
しかしながら、それをただ傍観しているのではなく、一人ひとりが心の復興を果たし、前に進んでいかなければ何も始まりません。
今こそ立ち上がる時なのです。我々は、様々な困難を乗り越えた先に明るい未来が待っていると固く信じています。

神が与えてくれた我々の営みの源、気仙沼湾。我々は、あの世界にも誇れる美しい湾を守り、この地に生きる矜持を後世へ伝えていかなければなりません。
海は、我々に恩恵を与え、生きる道を示して下さいます。幸せな、幸せな営みを与えて下さいます。
一方、時には考えられないほどの試練を与えます。それでも我々は、決して海をあきらめられないのです。

一人ひとりの想いを紡ぎ、一人でも多くの方々と繋がり生きていきたい。
そして母なる海、気仙沼湾と共に生きていく決意。
その様な想いを込め、このプロジェクトを『ONE-LINE』と名付けさせて頂きます。
心一つに気仙沼湾(ONE)と共に、想いを紡ぎ、真っすぐな道(LINE)を進んで参ります。
気仙沼クリスマスイルミネーションからONE-LINEへ。

引き続き皆様方からの絶大なるご支援、ご協力をお願い致しまして挨拶に代えさせて頂きます。

我がまち気仙沼でお会いしましょう。
溢れるほどの海と山の恵みと共にお待ちしております。

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ONE-LINE
実行委員長 宮井 和夫

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