実行委員会


皆様大変ご無沙汰しておりました。いよいよ本格的な冬を迎えるにあたり、一つお知らせがあります。

ONE-LINE2016を開催することに決定致しました。

初開催から5回目となる今回、我々は開催決定に至るまで非常に悩み、苦しみ抜きました。皆様ご存知の通り、我々は毎回資金繰りに奔走し、時には手弁当で開催にこぎ着けて参りました。

その様な中で『そんなに金が無い、金が無いというなら辞めてしまえ!!』という様なお叱りの声を頂戴することもございました。それでも我々としては、震災前には考えられなかった規模での催事を企画し実行することで、地域住民の皆様へ『やれば出来る』ということを理解して頂き、今後のまちづくりへの起爆剤にしようと必死に努めてきた次第です。勿論、傷ついたこども達へ夢や希望、そして笑顔の花束を贈りたかったという目標もございましたし、当圏域の経済環境の改善も図ろうとしてきた経緯もございます。
本当に世界中の皆様に支えて頂きながら、ここまで来ることが出来たことを実感しております。改めまして、心より感謝を申し上げます。

一方で、我々の力不足により当初の『市民参加型』の催事にしようという目標には、全然至っておりません。それどころか『どうせ彼奴らがやるんだから大丈夫』的な空気が流れてしまっている現実もございます。冬にはONE-LINEが開催されるという認識が当圏域に浸透していることは大変有り難いことではありますが、我々の本意とは異なる方向に進んでしまっている事実もございます。

今回我々が通常イルミネーションを装飾している内湾地区は、護岸工事と防潮堤建設の影響により、ほとんど装飾出来る場所がありません。言うなれば、冬になっても真っ暗なままということであります。無味乾燥な空間が生まれてしまうのです。
当圏域の皆様に於かれましては、一度温かいヒカリが灯らない内湾の冬の景色をご覧頂ければと思います。チャレンジしなければどうなるのか・・・体感してみて下さい。

期せずして此の様な状況になってしまいましたが、我々も一度振り返ってみることは大切なことだと考えておりましたので、ある意味良い機会だと考えております。大変厳しい現実ではありますが、誰も何もしなければ、何も起こらないという現実を・・・

もう一度、震災前の気仙沼を思い出して下さい。

地域経済は冷え込み、何かをやろうとしても中途半端にしか出来なかったこと。チャレンジしようとしても成功への根拠が見つけられなかったことを・・・

旬なアーティストのライブ等は開催されることもなく、我々が幼少だった頃には、3万円、5万円という様な高額でしかアイドルのコンサートを見れなかったことを・・・

あの様な状況になってしまったら、こども達に何を伝えてあげることが出来るのでしょうか?

僕は少なくとも『気仙沼が大好き』『気仙沼で生きていきたい』と思ってくれるこども達を育成出来る環境を創ってあげたい。あの尊い犠牲を払った震災を経験した我々だからこそ、あの悲惨な状況に戻ってはいけないのです。
正直、私は元に戻ってしまうのではないかと未来へ向けて恐怖を感じております。何としても阻止しなければ!!出る杭を打ったり、足を引っぱり合うのではなく、共に立ち上がり、共に分かち合いながら未来へ向かって歩んで参りましょう。

我々は皆様と共に明るい未来を創りあげたい!!
この一心であります。

ここまでネガティブな表現を繰り返して参りましたが、ヒカリのイベントであるONE-LINEは、ただいま色々と策を練っているところであります。様々な障害を乗り越え、皆様のご期待に応えられる様な設えを準備致しますので、発表出来る段階までもう少々お待ち下さい。

皆様方へ笑顔の花束をプレゼント出来るように・・・

100年後のこども達へぼく達の『誇』を贈れるように・・・

精一杯努めて参りますので、皆様方の絶大なるご理解とご協力を衷心よりお願い申し上げ、私からの挨拶に代えさせて頂きます。

共に

ONE-LINE実行委員会
実行委員長 宮井 和夫

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